「新NISAで高配当株を買ったら、配当金ってどうなるの?」
「NISA口座で受け取った配当金は、本当に非課税になるの?」
- 配当金が非課税になる条件がわからない
- 高配当株をどれだけ買えばいいか迷っている
- 配当金の受け取り方の設定を間違えている気がする
結論から言うと、新NISAの成長投資枠で高配当株を購入し、「株式数比例配分方式」に設定すれば配当金が非課税で受け取れます。
20代会社員の筆者は、商社株・メガバンク株・NTTなど複数の高配当銘柄をNISA口座で保有しています。実際に配当金を受け取ってきた体験をもとに、設定方法から銘柄選びまで丁寧に解説します。
- 配当金が非課税になる仕組みと設定方法
- 高配当株の選び方と筆者が注目する業種
- 配当金生活への第一歩を踏み出す具体的な手順
NISAで配当金を受け取りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
新NISAで配当金は受け取れる?
結論:成長投資枠で高配当株を買えば、配当金を受け取れます。
ただし、そのまま放置していると非課税にならないケースがあります。理由を説明します。
通常の特定口座・一般口座では、配当金に約20.315%の税金がかかります。1万円の配当が出ても、約2,031円が税金で引かれ、手取りは約7,969円になります。
新NISAの成長投資枠で買った株の配当金は、正しく設定すれば0%です。同じ1万円の配当が、丸ごと手元に入ります。
📊 配当金の課税比較
| 口座の種類 | 税率 | 1万円の配当 |
|---|---|---|
| 特定口座・一般口座 | 約20.315% | 約7,969円 |
| 新NISA(正しく設定) | 0% | 10,000円 |
この差は年間の配当金が増えるほど大きくなります。高配当株を複数保有していると、年間数万円単位で手取りが変わることもあります。
配当金を非課税で受け取るための設定方法
結論:「株式数比例配分方式」への変更が必須です。
NISA口座で高配当株を持っていても、受け取り方式が「登録配当金受領口座方式」や「配当金領収書方式」のままでは、課税されてしまいます。
非課税にするための条件は次の2つだけです。
- ✅ 新NISAの成長投資枠で個別株を購入している
- ✅ 配当金の受け取り方式を「株式数比例配分方式」に設定している
株式数比例配分方式とは?
保有株数に比例して証券口座に直接配当金が振り込まれる方式です。NISA口座で受け取った配当金は自動的に非課税になります。
設定は証券会社のサイトまたはアプリから変更できます。楽天証券なら「マイメニュー→配当金・分配金の受取方法」、SBI証券なら「ポートフォリオ→配当金・利息受取方式変更」から手続きできます。
⚠️ 注意:一度「株式数比例配分方式」に変更すると、すべての保有株(特定口座分も含む)がこの方式になります。どの証券会社でも同じ方式でしか受け取れないため、事前に理解した上で設定してください。
高配当株の選び方|筆者が実践する3つの基準
結論:配当利回り・財務健全性・業種の分散の3点を確認します。
高配当株は選び方を間違えると「配当が高いのに株価が下がり続ける」という状況になりかねません。筆者が実際に銘柄を選ぶときに意識している基準を紹介します。
基準1:配当利回りは3〜5%を目安にする
配当利回りは「年間配当金 ÷ 株価 × 100」で計算します。一般的に3〜5%が高配当の目安です。
- 3%未満 → 高配当とは言いにくい水準
- 3〜5% → バランスがとれた高配当ゾーン
- 6%以上 → 減配リスクや株価下落の可能性を確認する
利回りが高すぎる銘柄は、株価が大きく下落した結果として利回りが跳ね上がっているケースもあります。数字だけで飛びつかず、財務の健全性を必ず確認してください。
基準2:連続増配・安定配当の実績を確認する
配当金は会社の判断で減配・無配になる場合があります。過去10年程度の配当実績を確認し、増配傾向にある企業を選ぶと安心感が増します。
商社株・メガバンク・通信株は業績が安定しており、配当の実績が積み上がっていることが多いです。
基準3:業種を分散させる
高配当株に集中投資すると、特定の業種が不振になったときにダメージが大きくなります。商社・金融・通信・インフラなど複数の業種に分けて保有することで、配当収入が安定しやすくなります。
20代が実際に保有する高配当株の例
筆者は現在、商社・メガバンク・通信を中心に高配当株を保有しています。実体験をもとに各業種の特徴をまとめます。
商社株:総合商社5社は高配当の代表格
伊藤忠・丸紅・三井物産・住友商事・三菱商事といった大手商社は、安定した配当実績を持っています。筆者はこの5社すべてをNISA成長投資枠で保有しており、三井物産は+26.7%(+1,061円)、住友商事は+48.6%(+2,282円)の含み益です。
商社はエネルギー・食料・金属など幅広い分野に投資するため、特定のセクターに偏らない業種分散ができます。配当利回りも3〜4%台の銘柄が多く、NISAの高配当枠として選びやすいです。
メガバンク株:金利上昇局面で注目されている
三菱UFJ・三井住友・みずほの3社は、近年の金利上昇局面で業績が改善しています。筆者はメガバンク3社を保有しており、みずほは+39.8%(+2,047円)、三井住友は+39.0%(+1,643円)の含み益です。
配当利回りはおおむね3〜4%台で安定しており、長期保有に向いている銘柄です。ただし景気後退局面では不良債権が増えるリスクも忘れないでください。
通信株:NTT・KDDIは配当の安定感が魅力
NTTは25株、KDDIは2株保有しています。通信株は生活インフラを担うため業績が安定しやすく、長年にわたり増配を続けてきた銘柄も多いです。
配当利回りは3〜4%台が中心です。株価の大きな値上がりは期待しにくいですが、「着実に配当金をもらいながら長期保有する」スタイルに合っています。
| 業種 | 代表銘柄 | 配当利回りの目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 商社 | 三菱商事・三井物産・伊藤忠 | 3〜4% | 業種分散が強み |
| メガバンク | 三菱UFJ・三井住友・みずほ | 3〜4% | 金利上昇局面に強い |
| 通信 | NTT・KDDI | 3〜4% | 業績が安定しやすい |
| タバコ | JT | 5%前後 | 高利回りだが業界リスクあり |
配当金と積立インデックスはどちらがいいの?
結論:どちらも正解で、目的や価値観によって組み合わせ方が変わります。
筆者は高配当個別株とNASDAQ100インデックスを両方保有しています。それぞれのメリット・デメリットを整理しました。
- ✅ 高配当株:定期的に現金が入ってくるため投資を続けるモチベーションになる
- ✅ インデックス積立:分配金の再投資効果で複利が最大化されやすい
- ⚠️ 高配当株:株価下落時に配当が相殺されるリスクがある
- ⚠️ インデックス積立:手元の現金は増えないため達成感を感じにくい
「配当金が振り込まれる実感が欲しい」という人には高配当株が向いています。「効率的に資産を増やしたい」という人にはインデックス積立が有利です。どちらか一方に絞る必要はなく、NISA枠の中で組み合わせるのが現実的な選択肢です。
新NISAで配当金に関するよくある質問
Q. 新NISAの成長投資枠の上限はいくらですか?
A. 年間240万円、生涯1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)です。高配当株は成長投資枠で購入します。つみたて投資枠は対象インデックスファンドのみなので、個別株は成長投資枠を使います。
Q. 配当金をNISA口座内で再投資できますか?
A. 株式の配当金はNISA口座内で自動再投資はできません。受け取った配当金を手動で再び同じ銘柄の購入に充てることは可能ですが、その分は新たにNISA枠を使います。自動で再投資を行いたい場合は、分配金を自動再投資するインデックスファンド(無分配型)が適しています。
Q. NISA口座で株式を売却した場合、非課税枠は翌年以降に復活しますか?
A. 売却した分の簿価(取得価格)が翌年に枠として復活します。ただし売却益や損失は枠の計算に影響しません。長期保有を前提に購入する高配当株において、頻繁な売買はおすすめしません。
まとめ:新NISAで配当金を非課税で受け取ろう
この記事でお伝えしたポイントをまとめます。
- ✅ 新NISAの成長投資枠で高配当株を購入すると、配当金が非課税で受け取れる
- ✅ 配当金を非課税にするには「株式数比例配分方式」への設定変更が必要
- ✅ 高配当株は配当利回り3〜5%・安定配当実績・業種分散の3点で選ぶ
- ✅ 商社・メガバンク・通信は代表的な高配当業種
- ✅ 高配当株と積立インデックスは目的に応じて組み合わせられる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 非課税の条件 | NISA成長投資枠 + 株式数比例配分方式 |
| 節税メリット | 配当金の約20%が丸々手元に残る |
| おすすめ業種 | 商社・メガバンク・通信・JT |
配当金が振り込まれる体験は、投資を続けるモチベーションになります。まずはNISA口座を開設して、1株から始めてみてください。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身でお願いします。
