※当記事は投資信託のみの話をしています。
![](https://i0.wp.com/www.lalivel.com/wp-content/uploads/2023/04/38b4dc708a490b4379e2d09fb04a5d36-e1681530333370-150x150.png?resize=150%2C150&ssl=1)
こんにちはー!そらぴーでーす
皆さん、第1,2記事目を読んできてくれた方は「投資信託を始めている方」や「投資商品を悩んでいる方」もしくは「証券口座作成中の方」の三択だと思います。
そこで今回は、投資信託の「大前提を知らない人」や「投資商品を悩んでいる方」に向けた内容になっています。
投資信託において最低限知っておきたい内容になってるので暗記必須でお願いします!
目次
インデックス投資とアクティブ投資について
まずは具体的な投資先を紹介する前にこれだけは覚えておいて欲しい!というものを3つ解説していきます。
①”初心者”はアクティブファンドへ投資をするな
②運用コストが安いものを選べ
③短期的ではなく長期的な目で商品を選べ
投資商品を選ぶにあたっての手助けになると思います!ぜひ最後まで見てください!
①”初心者”はアクティブ投資をするな
まずは特徴を表にまとめたのでご覧ください。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
運用方法 | 特定の市場指数に基づくバランス保持 | プロ投資家が選択した資産に重点を置いた運用 |
目的 | 市場全体の動向に追随して、市場平均のリターンを追求すること | 個別資産の選択や取捨選択によって、市場平均以上のリターンを追求すること |
リスク管理 | 市場全体のトレンドに追随するため、リスクは市場平均程度 | 個別資産の選択や取捨選択によって、リスクが大きくなることがある |
コスト | 運用コストが低く、手数料が比較的安い | 運用コストが高く、手数料が比較的高い |
※特に注目してほしい箇所に線を引きました
・「プロ投資家が運用してるからアクティブファンドの方が信頼できる」
・「平均以上のリターンを目指してるんだからインデックスファンドよりリターンが高そう」
・「コストが高いってことは良い商品なんじゃない?」
って表だけ見るとそう思うのも当然です!!
ですが、現実的にはそんな特徴通りになってないんですよ、、。
・プロ投資家ですら平均に負ける
まず、過去のデータをご覧ください。
S&P Dow Jones Indicesによる2018年のSPIVAレポートによると、過去10年間で、S&P 500をベンチマークとしたアクティブファンドのうち、85.5%が市場平均を下回っています。
MSCIによる2019年のレポートによると、過去10年間で、ヨーロッパ株式市場において、66.0%のアクティブファンドがベンチマークを下回っています。
上の二つを読んで「あーなるほどね!」って理解できた人は10人に1人いるかいないかでしょう。
今はアクティブファンドを購入しない方がいいということだけ伝わればいいので詳しい説明は割愛します。
まず、「インデックスファンド」の”インデックス”という意味は”平均”です。インデックスファンドというのは、市場のチャート(投資と言えば皆さんが思い浮かべるやつ📈)と全く同じ値動きをしようとするものです。
説明しやすいので”ベンチマーク”というのも同じようなものだと考えてください。(実際には違いますよ。)
対して、”アクティブファンド”は市場のチャート(さっき言った皆さんが思い浮かべる📈)を超えようとプロ投資家が日々ファンドを買ったり売ったりして実績を出そうとするものです。
それを踏まえて、さっきのレポート結果をもう一度おさらいします。
・過去10年間でアクティブファンドのうち、85.5%が市場平均を下回っています。
・過去10年間で66.0%のアクティブファンドがベンチマークを下回っています。
わかりますか…?どちらのデータも過去10年間で見たとき、アクティブファンドは”平均=インデックス”に大半は敗北してるんです!
これは意外じゃないですか??…プロ投資家が日々平均を上回ろうとしているのに、10年間も勝者は平均なんです。それほど、平均を出すのが難しく、平均であれば優秀ということです。
・運用コストが高すぎる
まず、運用コストとは??って状態の人はいますか?👂
はい。当然いますよね。当たり前です。教えられてないのに聞いただけで全てを理解するなんて一部の天才だけですから。知らないことはとにかく学んでいきましょう☺️
運用コストとは・・・投資を行うにあたっての手数料や信託報酬など、自分の代わりに投資を行ってくれる「証券会社=仲介者」へ支払う料金です。
それを理解した上で下記の表をご覧ください。
ファンド種別 | 平均運用コスト |
インデックスファンド | 0.1%〜0.5% |
アクティブファンド | 1.0%〜2.0% |
表の数字は各ファンドの最安値〜ぼったくり値を記載しました。
・インデックスファンドだと、運用コストが0.1〜0.2%以下だとだいぶ安いです。逆に0.4〜0.5%以上になったら「高すぎる」「ぼったくり」くらいに思って大丈夫です。
・アクティブファンドだと、運用コストが1.0〜1.3%以下だとだいぶ安いです。逆に2.0%以上になれば「高すぎる」「ぼったくり」くらいに思ってください。
さて、今まで説明してきたのを踏まえて言いたいことわかりますか?笑
インデックスファンドの方が強いのにインデックスファンドの方が安いんですよ!そして、アクティブファンドは弱いのに高いんですよ!!
極端に例えるなら、料金が高い「プロが運営する高級飲食店(アクティブファンド)」の方が美味しいはずなのに、そこらへんで安く買える「コンビニ飯(インデックスファンド)」の方が美味しいみたいな状態が10年間続いてるんですよ。
完全にインデックスファンド>アクティブファンドですよね。
この現実は絶対に覚えておいてください!
②運用コストが安いものを選べ
またまたこれは意外かと思います。自分は初めて知った時はびっくりしました。
普通に生活してたら、安い商品より高い商品の方が”良いもの”みたいに漠然と考えると思います。実際、ブランド物など人気なものは高額なのでそれは合っています。
ですが、投資信託の世界では逆なんです。
実際に世界で人気な投資商品の運用コストを紹介します。ちなみに引用元はSBI証券です。
投資商品 | 運用コスト |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938%程度 |
eMAXIS Slim全世界株(オール・カントリー) | 0.1144%以内 |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938%程度 |
上記の3つは超優良インデックスファンドです。
その3つが業界最安値である0.1%程度の運用コストなんですよ!
これはびっくりじゃないですか?安ければ安いほど優秀なんです。
営業マンから手数料2.3%とかいう最恐に超ぼったくりな投資商品を勧められても絶対に買ってはいけませんよ!!!
(ちなみにうちの両親は某銀行会社に手数料2.3%の超ぼったくり商品を勧められ、相場がわからず購入してしまいました。。ガチの話です。)
相場は必ず把握しておかなければいけません。無知だとぼったくり商品を買わされたことすら気づかないんです!
買ってからでは手遅れです。今のうちに覚えておいてください。
③短期的ではなく長期的な目で商品を選べ
最後はこのテーマです。ここまで見てくれた方本当にありがとうございます。これが1番大事です。
投資信託をしていくのであれば、1〜5年のような短期的ではなく10〜20年、もしくは生涯をかけるくらいの長期的な目で成果を出す覚悟でしてください!
一度買ったら売らずに保有し続けるんです。むしろ買い続けます。
こいつ何言ってるの?..と思うかもしれません。
では、全世界株式市場(MSCI World Index)の過去30年間のデータを表にしたのでご覧ください。
投資期間 | 平均リターン | 最高リターン | 最低リターン |
1年 | 7.8% | 49.7% | -35.4% |
5年 | 10.6% | 106.2% | -6.1% |
10年 | 8.9% | 240.8% | -1.2% |
15年 | 8.5% | 363.1% | 0.9% |
20年 | 8.4% | 529.2% | 1.1% |
25年 | 8.3% | 771.7% | 2.2% |
30年 | 8.8% | 1183.2% | 3.8% |
注目してほしいのは最低リターンです。
全世界株式市場において、長期投資では投資期間を延ばすほど、リスクを抑えてリターンを確保することができます。特に、15年以上の投資期間ではマイナス期間がなくなることがわかります。
これはすごくいい話じゃないですか?みんなが嫌がる資産が減る問題は15年以上投資した場合、一切心配が無くなるんです!
たしかに、これは過去のデータで合って未来も全く同じ結果になるとは限りません。ですが、とても信頼できる数字です。
人類が進化し続ける以上、全世界のチャートが長期的に見て右肩上がりになるのは当たり前なんですから。15年後の人類がガラケー使ってるなんてありえないですよね?笑
むしろ空飛ぶ車とかほんとにあると思うんですよね。そうやって進化していくんですから、過去のデータではありますが表の数字は信頼ができるんです。
そのため、投資信託をするなら15年以上保有し続けるのをおすすめします!!
売り方についても色々あるのでまたの機会にご説明します☺️
まとめ
ここまで長い間見てくれた方本当にありがとうございます。
今回伝えたかった下記の3つは理解していただけましたでしょうか。
①”初心者”はアクティブファンドへ投資をするな
②運用コストが安いものを選べ
③短期的ではなく長期的な目で商品を選べ
今回言ったことが”必ず正しい”というわけではなく、過去のデータからあくまで”おすすめ”しますよ。という話でございます。
これからも皆さんのお役に立つことができれば嬉しいです!
始めるのに遅いとかありませんから。見てくれた方の成功をお祈りします!
今日もおすすめ本を紹介するのでもう少しお付き合いください、、笑
今日のおすすめ書籍
夢と金 / 西野亮廣
この本の著者はお笑いタレントでありながら、クラウドファンディング業界のNo.1とも言われ、とても注目を浴びている「キングコング西野」さんです!
この本は一言で言うと非常に読みやすく面白く勉強になる本です。
実際に読んでみたんですけど、ハマりすぎて気づいたら2時間半ほどで読み終わっちゃいました。
日本に住んでて今まで、お金の教育ってまともに受けてこなかったと思うんですけど、どれだけお金が大事なものなのか、お金が無い人間は夢を諦めなくてはいけないのかなど、深い話まで書いています。
僕は「経営者側としてビジネスを成功させたい」「お金持ちになりたい」という漠然とした夢がありますが、そうじゃなくても、あなた自身に何か夢があり叶えたいのであれば読んでみるべきです。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。←本の中にある1文です。
お金は卑しいものでも汚いものでもありません。お金の話がしづらいなんて言うのは日本人くらいです。お金はあくまで中立でありただの手段です。
ぜひ理想や夢を少しでも叶えたいのであれば読んでみてください。ではまた!👋
コメント